ぐずにっき

生きづらさを減らすための脳内作戦会議&実践

謎の爺さんワタナベ「報告58日目」

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台風接近中の川。


「もう、あちこち行くんでねぇ、軽自動車のエンジンじゃきかんのですわ」

行きつけのA自動車修理工場にはアクの強い人が来る。この「あちこちに行く」というじいちゃん(推定年齢70代後半)の仕事はマムシ駆除。県内のあちこちに呼ばれて忙しいらしい。暇な時は川ですっぽんを釣る。一匹5000円で売れるが、エサはスルメかチクワで良いので、利益率が高い。一日、平均30匹、多い時は一日200匹捕れるらしい。このスッポン釣りは稼げるという話はこのサイト

ニートだけどスッポン釣りだけで生計をたててはや半年が過ぎた|ごまちゃんねる|2chまとめ速報


で知っていたが、まさかこんな身近にいたとは。でも、一日200匹釣って、泥だししたり保管するスペースがある家ってかなり広いんじゃないか?

山に入り、マムシ駆除。川でスッポン。車中泊して銭貯める。稼いだ金持って、パチンコ、パチンコ!(BGMは憂歌団のパチンコ)。豪快だ。


そして、このじいちゃん渡辺さんといつも一緒のばあちゃんは大口さんと言って苗字が違う。二人の関係は謎だ。もし仕事上のパートナーだとしたら二人でマムシとスッポンを捕獲している様子を見てみたい。どういう役割分担があるんだろう。



好きな事を仕事にして生きている人は隙間を見つけるのが上手い。隙間とは、人が「もやっ」「イラッ」と感じる言語化しにくい小さな面倒くささや不便さだ。それらを感情に訴えかける言葉にして、キャッチーな屋号をつければ商売が始まる。

私達は面倒くささから逃げるために金を使う。

お菓子食べたい
 ↓
材料を用意しても使い切れずに余るかもしれない。失敗して不味くなる可能性もある。
(お菓子作りは分量をきっちり守らないと失敗するから、大雑把な私は大抵失敗する)
 ↓
だったら買っちゃえ、となる。


裏を返せば面倒くささや不便さは金になる、ということ。


という事を渡辺さんを見て、思い出したのだった。

組織に属さずとも、「人の嫌がる仕事」でかつ「人に喜ばれる事」隙間を見つければ幾つになっても働けるのだ。
それってこれからの世の中で生き延びるには強い。だって隙間だから、たいして儲からない。大手は参入しない。つまり商売相手は少ない。食いっぱぐれないのだ。(大金持ちにはなれないけど)

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初体験58 かぼちゃをひたすら切る。

熊本地震で大きな被害を受けた南阿蘇村立野地区の方々が住む仮設住宅で行われたライブ&食事の振る舞いを手伝った。ひたすら野菜を切る。100人前だ。気が遠くなる。しかも近くではカレーを煮ていて暑い。汗を拭いつつ、挫けそうになりつつひたすら切る。(私はかぼちゃ切り担当)

私は料理が苦手だ。四角くサイコロ状に切るよう指示されていたのだが、どうやら見本より大きく切りすぎたらしい。かぼちゃは煮るからとOKが出たが、ニンジンはNGが出た。料理担当リーダーはプロの料理人なので見映えには厳しい。己のいい加減さを痛感する。私の料理は料理ではなく、自分に与える餌感が強いんだな。食えればいい、という感じ。

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ビビンバとカレーが完成した。住民の方が喜んでくれたので良かった。

出来ることをやるだけだ。