ぐずにっき

生きづらさを減らすための脳内作戦会議&実践

面白かったもの2017~本部門~

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柳川市で見た海近くのひまわり畑。ひまわりは太陽の方に向いている。ひまわりが顔に見えてちょっと怖い。

 

 

 

続いては本部門

 

第五位 植本一子「かなわない」

 

camily.jp

 

一子さんは現代の伊藤野枝だと思う。好きなものは好きと言う。手に入れる。自分の感情に正直に動き、正直に観察する。ここまで赤裸々に書ける人はすごい。

子育てで悩むお母さんに勧めたい一冊。ただ、ちょっと重いけど。実母との絶縁、義理の弟の自殺、夫の癌発覚と怒涛の展開が続く「家族最後の日」

「降伏の記録」は自分の中でこの現実が受け取められるかちょっと怖くて読めていない。真正面からぶつかっていく人には真正面で受け止めないと失礼な気がするのだ。こっちも身を削るくらいの覚悟が問われる。

 

四位 あなたを選んでくれるもの ミランダ・ジュライ

 

www.shinchosha.co.jp

 

ドキュメントものは基本好きなんだけど、これはアイデアを思い浮かんで行動した時点で勝ち!なアイデア賞。映像化した「ザ・ヒューチャー」はいまいちだったけど。この本は写真・装丁含め素敵。洋書の装丁って画になる。

 

 

第三位「クレイジー・イン・ジャパン べてるの家エスノグラフィ」中村かれん

 

honto.jp

 

べてる関係の本は何冊も読んでいるけれど、この本は学術書としても、ノンフィクションとしても抜群に面白い。引き込まれる。分厚くて一回くじけたけれど、ちゃんと読んで良かったと思える中身の濃い本。べてるで年一回行われる「当事者研究全国交流集会」一度行ってみたい。あとは、自殺希少地域として知られる徳島県の海部町。

 

gendai.ismedia.jp

 

第二位 「子どもの頃から哲学者」 苫野一徳(とまの いっとく)

 

www.daiwashobo.co.jp

 

今一番注目しているのが苫野先生。苫野先生は熊本大学にいるのもひいきの一因かな。「便所飯のパイオニア

「教祖様になってお布施生活」

とか栗原康さんに通じる各章のキャッチ―なフレーズがたまらない。哲学入門としても最適。苫野さんのゼミに通える学生がうらやましい。

 

 

第一位 「自分を好きになろう」 岡映里・瀧波ユカリ

www.kadokawa.co.jp

 

図書館でたまたま見つけて一気に読んだ本。精神面で支えになった一冊。

じゃあ実際にどうするかっていう実践の書は山下陽光さんの「バイトやめる学校」だった。

 

tababooks.com

 

 

次は映画部門!続く。