ぐずにっき

生きづらさを減らすための脳内作戦会議&実践

子どもと過ごす「報告11日目」

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子どもが苦手だ。理由はわかっている。嫉妬だ。子どもの自由奔放な姿が羨ましいのだ。好きな事は好き!嫌な事は嫌!はっきり言えたらどんなに楽だろうと思う。「好きな事は好きと言える気持ち抱きしめてたい」と槇原敬之は「どんなときも。」で歌っていたけれど、大人は好きと嫌いの間の多大な感情の波に呑まれて好きにしがみつくにはかなり体力がいる。

初体験⑪一日子どもと過ごす

「野草を摘んで食べる会」というイベントの手伝いに行った。料理が苦手な私は主催者の子どもと一日過ごす事になった。その子T君は2歳。まだ動きもゆっくりだし、反抗もしないから子どもが苦手な私でもなんとかなった。5歳くらいになると、走るのも早いし、生意気になるのでしんどい。

過ごす、と書いたのは遊んでいないからだ。私は遊びを教えられない。幼い頃遊んだ記憶があまりないのだ。学歴コンプレックスの強かった両親は、私に毎日大量の宿題を課し、宿題が終わらなければ外に出られず、おやつや食事はお預けだった。たまに外に出られても友達はおらず一人で近所を探検して、ボーッとしていた。遊びを知らず大人になってしまった。

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「たんぽぽの葉に乗った水滴が光って綺麗だね」

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T君はおもちゃのトラクターの荷台につくしを乗せる事に夢中でたんぽぽは眼中にない。

「これはヨモギだよ。お団子に入れるんだよ」

近くにヨモギがある事に気づいた。次はヨモギをむしり始めた。

子どもはさっきまで夢中になっていたものでもあっさり捨てて次の好きに向かう。脈絡なく動く。気持ちは流れるものだ。流れるままに子どもは生きている。それが子どもの良さだと思う。どんどん流れて遊んで色んな世界を見て楽しさに触れて欲しい。世界も自分も愛して欲しい。流れる事ができず絶えず自分より他人の目ばかり気にしてしまう私のようにはなって欲しくない。

子どもについては色々と思うところがあるが長くなるし、暗くなるのでまたの機会に。

野草料理ができた。つくしや菜花の天ぷら、ヨモギクッキーにふきのとうの入ったみそをご飯と一緒に頂く。手作りは美味しい。

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イベント終了後、T君が私の名前を呼んでハイタッチをしてくれた。

ありがとう。また遊びを教えてね。

今日のBGM 奥田民生 「息子」 

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