ぐずにっき

生きづらさを減らすための脳内作戦会議&実践

イーニドは私だ「報告15日目」

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かっこいいのかなぁ。

初体験⑮役場の非常勤職員に応募してみる。

お世話になっている方に「向いていると思うよ」と言われた仕事の面接に行った。

担当部署の方はおらず、人事や総務等の担当課長三人の質問に答え、5分で終了。仕事内容についての話はほとんどなく、町の魅力は何かとか、あなたは町の繁栄の為に何をしてくれるのか、という質問が多く、私は閉鎖的だから開かれた場にした方がいいと答えた。正直すぎたのか、二日後に不採用通知が来る。元々仕事内容が自分には合わない気がして、受かったら辞退しようと思っていた矢先だったので、ある種以心伝心だったわけだ。

夜は映画を観る。今回は「ゴーストワールド」。昔銀杏BOYZのミネタさんが雑誌Cutでおすすめしていた一本。主人公のイーニドは生意気だし、可愛くもないし、素直じゃないし、でも目が離せないのはまるで自分を見ているようだから。

youtu.be

この映画は私にとって痛い映画だ。特に親友のレベッカと心が離れていく流れはほぼ同じ経験をしているので昔を思い出して今でも胸に痛みが走る。

物理的にも心理的にも距離ができた二人の仲を修復しようと彼女に想いを込めた誕生日プレゼントを贈った。
数ヶ月後、携帯の留守電には
かつてのように名前ではなく、名字しかも「さん」付けで私を呼び、「あなたとは友達ではない。こんなもの贈られても困る。もう連絡しないで欲しい」とメッセージが残されていた。

それ以来もう15年近く彼女とは音信不通だ。親友だと思っていた人に友達ですらないと言われて私はとても悲しかった。それ以来、私には親友と呼べる人はいない。私が彼女に酷い事をして傷つけたのだろう。だから私はその言葉を受け止め、何も言わず連絡を絶った。彼女も私も自分を守る事で精一杯だったんだと思う。彼女を憎んではいない。

それから友情も恋愛も深く付き合うほどにうまくいかずに一人でいる。恐れもある。また失って、自分の未熟さを思い知らされるのかと思うと関わりが薄くなる。でも「このまま一人で死んでもいいわ、孤独を愛しているから」とも言えず、びびりながらも今日も一日一回は外へ出る。

今日のBGM 加川良 「精一杯」

【精一杯】 加川良 - YouTube

加川さんのアルバム「やぁ」のジャケット好き。