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ぐずにっき

生きづらさを減らすための脳内作戦会議&実践

それって自分の言葉なの?「報告19日目」

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初体験⑲熊本高校生演劇祭に行く

芝居を何度かした事がある。舞台の上は照明で眩しく、頭も真っ白になりかける。だから頭より先に体が動くよう何度も練習が必要だ。ぱっと役に入り込める人は別だけど、大概の人は普段の自分を引きずってしまうはずだ。今年の熊本高校生演劇祭の舞台は、県立劇場の大ホール。大きな舞台だ。しかも審査員は第一線の演劇人(平田オリザなど)これは緊張するだろう。

高校生らしい学校生活を基にした作品が多かった中、「高校生らしい演劇ってなんだ?」とちょっと反抗的な作品があった。演劇祭が好きだからこその疑問や葛藤があったんだろう。最後に「俺たちは、自分達が楽しい演劇をやる!」とミュージカル風にまとめたのは「こういうのが好きなんでしょ?」って皮肉をこめてしたんだと思うけど、そのこじらせ方が10代っぽくて私は嫌悪感もありつつも、こんなイタい事をやりきった事を評価したいと思った。

バレンタインにチョコをもらえるかどうかやきもきする、とかそういう話は共感しやすいけど、記憶には残らない。だったら「我々は、楽しい演劇を追求する革命屋だ!」なんて今どき学生運動みたいにアジテーションする奴の方が鼻にはつくが、気になる。

審査員は、厳しかった。そりゃ第一線の方から見りゃ「何言ってんの?」みたいな話だろう。特にある審査員の「自分の言葉でしゃべっているのか気になった。誰かの言葉をなぞってる感じ。どの作品もそれなりに形にはなってるけど、自分の実感を持った言葉じゃないと次のレベルに進めない」というコメントが気になった。他人に影響されやすい10代が自分の言葉を発明したら無敵だ。難しい事だ。

30代になったら自分の言葉が見つかるか?答えは否だ。だからこのコメントが自分の事を言われているようで引っかかったのだ。昨日も書いたが、「腑に落ちる言葉」を探している。もっと作品を書いて、練って、体から出る言葉を探せ。そう叱咤多めの激励をもらった気分だった。いつ終わるかわからぬ壮大な宿題だ。

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公共施設のレストランのメニューは古くて面白い。お子様セットが大人並みにボリュームがあり安い。お子様セットで十分だ。

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パンの自販機。イタリア生まれのパンって書いてある。ホント?

ずーんと重いものを感じながら夕方の渋滞の間、「自分の言葉」について言語化できないか、もわもわした感情を捕まえに行ったがすぐに消えてまた立ち尽くしてしまった。