ぐずにっき

生きづらさを減らすための脳内作戦会議&実践

京都に一人「報告43日目」

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またまた間が空いてしまった。
始めるのは簡単だ。辞めるのはもっと簡単だ。続ける事が一番難しい。


初体験43 「京都一人旅」


6/23から一泊二日で京都に行った。
京都に行くのは三回目。一回は修学旅行、二回目は職場の研修、で、今回。
一人で行くのは初めてだ。しかも中心部の所謂「ザ・京都」ではない北部の田舎に行ってきた。


尊敬する人(仮にAとする)は京都に住んでいた。
私は彼の思想に影響を受けていた。
私以外にも数人、現代の既存の働き方に悩みを抱く人と出会った。


前回の三重行きでうまくいかなかったので、今回もそうなったらどうしよう、いや予想外にいいかもしれないと
すがるような期待で不安を押し込めて長時間の夜行バス内を過ごした。熊本を出て12時間、目的地に到着。

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それから28時間後。
新大阪発熊本行の新幹線こだまの車窓に毛虫のようにへばりついた私がいた。

思っていた、期待していた収穫は得られなかったのだ。
Aさんを神格化していたのかもしれない。
「なんか違う」「こんなもんか?」を押し込めて予定の日数を消化したが、そのもやもやとした気持ちは晴れず、帰りの鈍行電車から
延々見える山々に諭された気がした。


「あんさん、自分で考えなはれ」

「考えるゆうたって、息詰まってるから来たんでっせ」

「ヒントはあったんちゃいますか」

「でも決定打に欠けるっちゅうか・・・、もっとこう、突破口みたいなやつが欲しいんですよ。・・欲しいんですよ。欲しい・・・。」


「まぁまぁ。時間が経ったら気づくこともあるんちゃいますか」

「今欲しいんですよ!ウン万かけて来たんだから、リフレッシュして、こう!心機一転やるぞ!みたいな気分になりたいわけですよ!」

「ああ、もう関西弁の設定も忘れてムキになって。そうやってすぐに結果を求めるところはあんさんの悪い癖でっせ」

「・・・だって、だって・・・涙」

「後はあんさんが気づくだけですな」

そこから返事は返ってこなかった。

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これ以上書くと関西の人に叱られそうだな。(他県人のエセ関西弁は嫌われると聞くし)
ないもの探しよりあるもの探し。
自分の資源と地域の資源、掘らないとすぐに世間の直射日光で枯れてしまう。



本来は帰りも夜行バスだったが、あまりにも疲れて頑張れず、ATMでお金をおろして新幹線のチケットを買い、出発時間ギリギリに乗車。

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車窓にたくさんの車両。たくさんの工場。歯車のように正しく動く街に追い立てられるようだ。
正しく動けないよ。
息をしている死体のように呆けた姿で動けない。体調も気分も硬直状態だ。

深夜、自宅に到着。翌日は半日ぼんやりして、ぼんやりして、ストレッチして、一日が終わった。


夕方、雨の中歩いた。フラカンを聴いたら、徐々に心のエンジンが温まってきた。ああ、まだ私の心は死んでなかったんだとほっとする。
文字も音楽もノイズに感じたらメンタルが相当危険だと今までの経験でわかっている。

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夜、久々に黒澤明監督「天国と地獄」を観る。これは予想外に良く、後味は悪いが見ごたえのある映画だった。
今まで「どですかでん」「夢」「七人の侍」を見ていまいちだったので、「黒澤映画は今の自分には理解できる器がないのかしら」と離れていたがそうではなかったようだ。今後は現代劇を中心に観てみようと思う。ちなみに私は山崎努と緒方拳がごっちゃになる癖がある。
そのたびに「復讐するは我にあり」が緒方拳
     「マルサの女」が山崎努 と変な区別をしている。
天国と地獄は山崎努

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で、今。やっとブログを書く気になった。書いてることは久々の割にいつも変わらないやんけという感じですが。


前回の投稿で、今までの初体験を一覧表にしてみました。 
なんだか似たような内容が多くて目新しい事に欠けるなと反省しました・・・。
かといってしたくない事はしたくないし、
思いつけると極端な事をしがち(例 急に髪を赤くするなど)なので、できる範囲で続けていこうと思います。