ぐずにっき

生きづらさを減らすための脳内作戦会議&実践

私なりの総括 「報告77日目」

f:id:guzuni:20180108160844j:plain

あっという間に2018年が始まって一週間も過ぎました。
今更感もありますが、皆さん明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。


今年のしめ縄は自分で作りました。(しめ縄作りの様子はこちら
庭に植えてあった千両(葉の上に赤い実が固まってつく)と南天を使いました。赤い実があるとやはり華やかになりますね。南天よりも千両の方が葉が柔らかくアレンジに使いやすかった。

f:id:guzuni:20180108160912j:plain

例年比較的大きめの神社に初詣に行っていたが、今年は近所の神社に散歩がてら行ってみる。帰省している弟、父、私の三人。母は今年も起きられなかった。

散歩しながら互いの仕事のことなど話す。弟は関東にある某大手企業で働いており、私の5倍貯金がある。でも彼はその事をひけらかさないし、昔と変わらず真面目で謙虚だし、フルタイムで働かず複業を目指す私の生き方を軽蔑したりしない。私も収入の分重圧もある彼の働き方を尊敬している。私にはできないからだ。私達は違う道を歩いている。

f:id:guzuni:20180108160950j:plain

今年のお願いは「副業で毎月3万稼ぐ」にした。あと、何で稼ぐかを明確にするのも課題。漠然と、環境にも人にも優しい事。誰かの生きづらさ、生活の不便を軽減するものがいいな、とは思っているが…。


おみくじは大吉だった。弟も。去年は小吉だったが、旅行のところに「西へ行け」と書かれていて、去年の今頃私は密かに決意していた事に意識が傾く。

西に行った話


二年前に、本で三重県のある会社の存在を知り、見学に行った。勤務時間、勤務形態は従業員が決め、規則、罰則のない会社。そんな嘘みたいな会社が実際に存在した。魅かれるものがあり、何度も訪問し、ここで働きたいと思うようになった。埼玉から帰省して三年。なかなか思うような生活がなし得なかった焦りもあり、心は三重に移っていった。

熊本の仕事を辞め、三重の会社に働きたい意志を伝え、試しに半年働いてみるという話までいき、面接の日まで決まっていた。

が。

働くための条件として参加必須だった研修途中で私は強烈な違和感と息苦しさに耐えきれなくなり、リタイヤした。移住の話は白紙になった。

ここまで読んで、
「怪しい会社にひっかかったんじゃないの」とか
「そもそも熊本から見て名古屋は西じゃなくて東では?」
「今この場所で出来ることがまだあるんじゃないの」とか


ツッコミどころはたくさんだと思う。実際に言われた事もあった。
私は騙されているのか?
これは逃げなのか?

ずいぶん自問自答した。


それでも憧れの中に身を置きたくて、往復24時間バスに揺られてきつい思いをしながら何度も三重に通った。
周囲の人たちにも引っ越す事を告げた。
だけど。
直前で心が折れてしまった。



私は期待しすぎていたんだと思う。


「規則がない」「自由」という事は「なんでもしていい」という事ではなく、自分で考えて動いて、かつ相手の自由も尊重しないと成り立たない。
だから研修では常に自分で考える訓練が用意され、衝突(争い)の原因になりやすい固定概念、常識、価値観を揺さぶる。色んな考えがある事を頭ではなく、心で受け入れる練習が必要になる。最初は脳のエクササイズみたいに感じて楽しかった。でも、途中で気づいてしまったのだ。

私が固定概念や常識に縛られる事を嫌いながらも、ひどく寄り所にして求めている事に。
答えや結果を強く求めている自分に。

いつしか問いは責めに感じるようになった。

「あなたはどう思う?」
「あなたはどう感じる?」

答えに窮する度に自分がどんどんすり減って、消えていくような、自分が消されていくような恐怖が心を占めていった。
パニックになって涙が止まらなくなった。

「すいません、この場にいる事がとても辛くてたまりません。帰らせてください」

耐えられなかった。

熊本に帰って来た。目標を見失い、私は途方に暮れた。どうしたらいいんだ。まだ熊本で出来ることがあるのか?わからない。わからないまま、目についた興味のある事をあれこれやってみた。(相変わらずビビりながらだから速度は遅いが)このブログの更新だってそうだ。一歩一歩自分の足跡を確認するようにキーボードを打った。すぐに見えなくなる自分の輪郭をつかむために。私が生きている事を存在していることを何かの形で残したかった。それはインターネットという宇宙に向かって「誰かいますか!」とモールス信号を送っていたようなものだと思う。



東日本大震災を機に、もう既存の常識は砂上の楼閣で、幻ではないか。これからは自分で暮らし方、働き方を考え、組み立てていかないと生きていけないのではないかと思うようになった。しかし思っていた以上に私は無力だった。立ち向かう課題がでかすぎた。とりあえず、とかたっぱしに動きすぎた。どれも中途半端だ。やっているうちに、できる事、やりたい事が見えてくるかと思っていたが楽観的すぎたようで、熊本に帰ってきて三年経ってもまだ足元がおぼつかず、とりあえず、と食うための仕事をしている。未だに実家から出られない。



暗いな。

話が長くなった。
去年を漢字一文字で表すなら「迷」だろう。迷い続けた一年だった。


今年はもう少し具体的な、目に見える結果を残したい。




初体験77  除夜の鐘を突く


f:id:guzuni:20180108161028j:plain

深夜11時45分に集合して、お寺まで歩く。


f:id:guzuni:20180108160724j:plain

お寺には焚き火で暖をとったり、ふるまいの焼きそばを食べたり、皆それぞれに過ごし、今年を振り返り、来年に想いを馳せている。

f:id:guzuni:20180108160809j:plain


鐘を突く。反動をつけて突くも、思っていたより音が出ない。もっと全身に響くような振動を想像していたのに。もう一度やるも同じ。気付くと鐘突き待ちの人がいる。下半身の踏ん張りが足りなかったのか?ちょっと不完全燃焼ながら鐘突きは終了。



f:id:guzuni:20180108161112j:plain

年が明けた。

暖を取りながらぽつりぽつり言葉が炎に投げ込まれ、ぱちぱちと火花をちらし、ぼおぼおと煙になって空に吸い寄せられていくイメージに脳が引っ張られる。

とりあえず今日はここまで。
あっという間に前回の更新から12日経っていた。ダメだ。


今日のBGM ゆらゆら帝国 「ズックにロック」

youtu.be


あーあーあー。。。