ぐずにっき

生きづらさを減らすための脳内作戦会議&実践

my life is my message(微力ではあるが無力ではないと信じたい)「報告83日目」

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私は日々生きづらさと戦っている。
生きづらさの原因の一つは資本主義だと思っている。
お金を稼げる人は偉くて、稼げない人はダメな奴。
そう思わされている。




日々悔しさとか歯がゆさと戦っている。
稼げなくて消えたくなる事もよくあるけれどこのまま
終わるのは悔しい。
悔しいと思うのは生きたいと思うからだ。
未練があるからだ。



生きることを止めないという事は
東日本大震災を経験してはっきりわかった。
それと同時に生きるためには未来のしっぽをしっかりつかむ事、
生存権は国から与えられるものではなく、自分でつかみ取るものなのだと感じた。



稼げない自分が生きるためにはどうしたらいいのか?
日々そんな事ばかり考えている。
考えすぎると常識とか世間体とかいう激流に逆らうことに疲れて
また消えたくなってしまう。



最近は行動が置き去りだった。
これじゃいかんと久々に大きな行動に踏み切った。
(前置きが長い・・・)



初体験83 「0円ショップを始める」

以下のインタビューで0円ショップを知った時、これだ!と思った。

8bitnews.org

鶴見さん:アクション!アクションです。反資本主義的な行為ですよ。路上イベント、路上アクションみたいなもんだとも思ってるんですけど、基本的には、新しいものをいっぱいつくったりだとか、それを捨てたりとかして、そうやってお金とかをどんどん増やしていくとか、馬鹿馬鹿しいじゃないですか。そういうのをやめて、こういう風にですね、みんなでお裾分け的にね、みんなで物買ったり売ったりしてわーわー言ってるんじゃなくて、余ったものはあげる、欲しい人がいたらあげる。沢山持ってる人がお裾分けみたいなことをやりながら、そういうあれですよ、大きいアホな仕組みに立ち向かうためのアクションだと、路上アクション、だと俺は思ってやってる。

そうそう、それそれ、それやりたい!


稼げない自分が生き延びるための人脈づくり、場づくりができる
なんて素晴らしい取り組みなんだとワクワクした。

けれどこの0円ショップをやると決めるまでにはちょっと時間がかかった。

インターネットで調べるとこの0円ショップは比較的都市(東京、京都など)で行われることが多く、
私の住む熊本で定期的に行っているところはなかった。


地方では無理なのか・・?


そう感じてなかなかやりたいという思いを形にする事ができずにいた。
そんな状態が続いてしばらく経ったころ、
0円ショップの先駆的存在「くにたち0円ショップ」に関わっている鶴見済さんの新著「0円で生きる」を読んだ。
ワクワクがむくむくと自分の中で大きくなってついに私は覚悟を決めた。

一人でもやろう、と。

0円で生きる: 小さくても豊かな経済の作り方

0円で生きる: 小さくても豊かな経済の作り方



一人で、手探りながらも各地のやり方を参考にビラを作り、SNSで宣伝した。看板を作った。

参考にしました↓
ameblo.jp

作ったビラ

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作った看板(100均で買ったレジャーシート、貼れる布使用)
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何か新しい事を始める時には批判もつきものだ。一人で受け止められるのか。
不安もあったが、欲しい未来は自分で作るしかない!と自分に言い聞かせて当日を迎えた。





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会場に決めたのは駅前にある大きなクスノキ
かつてここには小学校があって、小学校が移動した後は広場として利用されていたが、
熊本地震後、地面は役場の駐車場としてアスファルトで固められ、人々の憩いの場ではなくなった。
駅前なので交通の便はいいし、大きなこの木はよく目立つ。やるなら絶対ここがいいとずっと前から決めていた。

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開始時間の14時を過ぎて、知人・友人が物を持ってきてくれた。


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モノには個性が出る。

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風が強くて落ち葉が多く、ちょっと汚く見えてしまったけど
たくさんモノが集まった。

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今回一番の大物は電話機。
「使っていた母親が今は老人ホームにいて、自分は携帯電話で十分だからいらないんですよ」
と参加者Wさん。

「うちの固定電話古いから欲しいです!」とすぐに貰われていった。
ベストな巡りあわせだ。

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「お茶飲む?」
「楽器演奏していい?」

頼まなくても自然に広がる0円の輪。


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風が気持ちいい。ただ、レジャーシートをひいてモノを並べただけで、閑散としていた乾いた空間は
人を引き寄せる引力を生み、柔らかな空気が漂うようになる。

広く使われるための場だったこの場所はいつの間にか駅に向かうまでの通過点になっていて、漂う事ができる
場所である事を忘れていたなぁと気づく。


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近所のおばあちゃん達が真っ赤な肌着を気にいってもらっていった。時間はかかるけどモノには必ずどこかに需要がある。
あるから作られるわけだし。そうやって作られたモノが有効に使われる事で、モノが成仏してくれる気がする。
そこには「不要だと思われてる人でも必ずどこかに役割(需要)がある」と信じたい私の想いもある。

第一回0円ショップはあっという間に終わった。

なんだ、一人でやるって言ってた割に人来てるじゃん、と思われたかもしれない。

初回は目新しいから人は来る。
(友人・知人は私を心配して様子を見にきたのもあるだろうし)

これからだ。
もっと周知させるための工夫が必要だ。
ビラ作ってこの会場周辺の人の集まりそうなお店に配ったり、SNSでまめに告知したり、そういう地道な事をしていかないと人が来ない気がする。人がいない場は通過点になってしまう。


周知したらしたで、モノを置きっぱなしにして帰る人だっているかもしれない。その場合どうするか、などの対応も必要になるだろう。
今のところは、

○初めて来た人には残ったモノは持ち帰りですよ、と確認する。
○開催時間ずっとはいられない場合は連絡先を聞いて終わるまでにに取りに来てもらうか着払いで送る

くらいしか対策を考えてないが。


とりあえず「やる」と決めて旗は上げた。後はどうやって楽しく人を巻き込んでいくか、だ。
小さな私的地域かくめいが今始まった。
(と、つい理想高く意気込んでしまうから理想に追いつかなくてつぶれてしまいそうになるんだけど・・・)
まずは自分の周囲、地域からお金が稼げなくても生きたいと思えるような環境にしたい。



宣伝の得意な方からのアドバイス募集中です。
(私はついかしこまった文章になりがちなので明るく親しみやすい文章やSNS映えする写真が得意な方)
参加する人は流動的であるのが理想だな。どんどん自分の住む町に開かれた居場所を作りたい。


と、いうわけで0円ショップ今月から毎月第一日曜日14時から16時までJR豊肥本線肥後大津駅北口徒歩5本のオークス広場にて
開催します。雨天時は中止します。微妙な天気の時はツイッターフェイスブックページを確認してください。

Twitter おおづ0円ショップ @oozu0yen (大きな木がアイコン画像です)
フェイスブックページ 「おおづ0円ショップ」で検索すると見つかります。
その他問い合わせは oozu0yenshop☆gmail.com までお願いします。(☆を@に変えてください。)


おまけ

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初回の今回は気合い入れて0円ショップにゆかりのある山下陽光さんのリメイクブランド「途中でやめる」のTシャツを着て行った。