北の大地へ③「報告91日目」
8/4(土)
午前7時起床。体のあちこちが痛くてべたついている。風呂に入り、身支度をして高速バスの営業所に電話。席に空きがあり、予約できてほっとする。コンビニで買った北海道限定パンを食べながら会場に向かう。
北海道は七夕が8月7日なんだそうで、街中で七夕飾りをよく見かけた。
午前中は平昌オリンピックで胴メダルをとったカーリング女子代表吉田ちなみさんが何故べてるの中心人物向谷地(むかいやち)さんの言葉「安心して絶望できる社会」を座右の銘にしているのかが、対談形式で明かされる。吉田選手、笑顔が素敵で可愛いし、受け答えに淀みなく、頭の回転が早い方だなと分かる。そりゃ、全国でカーリング女子が注目されるのも肯ける。
午後はべてるの歴史を設立当時からのメンバーがシンポジウムで語る。固くなった価値観がほどけていく。久々に笑った。ここでは上手くいかない人ほど「順調に苦労してますね」と褒められる。
昼食はカフェぶらぶらでハヤシライス。隣の席に座った女性に話しかける。せっかくはるばる遠くまでやってきたんだから誰かと仲良くなりたい。感じたことをシェアしたい。
その女性は福岡から一人で参加しており、なんとか働いているが双極性障害Ⅱ型(入院を要するような躁状態がなく、入院するほどには困らない軽躁状態とうつ状態のみが現れる)。べてるみたいに調子が悪い状況をシェアできる場を作りたいと話していた。その女性の参加している自助グループは回復者の集まりで、症状が安定している人が多くべてるに比べると閉鎖的が物足りないそうだ。
べてるまつり最大の見どころ幻聴・妄想大会の歴代表彰状。
お土産ゲット。
午後からのべてる内拠点の説明を聞きつつ、あっという間に高速バスの時間に。一番楽しみにしていた幻聴妄想大会に後ろ髪引かれつつ、札幌行きの高速バス乗り場まで歩いて向かう。
ローカルスーパー・コンビニは見ていて楽しい。ガラナバー食べそこなった。
初体験91 ソフトカツゲンを飲む
道路沿いを歩く。電話ボックスかと思ったら、中にあるのは砂!雪対策らしい。
8月に紫陽花が咲いているのが新鮮。
寂れたスーパーの裏から高速ペガサス号はやって来た。浦河から札幌まで4時間。長いようだが、車内にトイレはあるし、始発だから席はいい場所とれたし、夜行バス16時間の旅に比べたら楽。足を上げてマッサージしたり、姿勢をこまめに変えてブログ用に記録をして過ごす。後はひたすら景色を眺める。
続く