アナーキー・イン・ザ・1K「報告101日目」
1K、私と同じ年に生まれたこのアパートの一室に年末に引っ越してきてはや半月。隣からの重低音の気怠いBGMと共に聞こえてくるお経を背景に、キーボードカタカタ。
寂しさを感じた時に寄り添うような言葉と出会えた。
寂しい事はいけない事でしょうか。
切ないだけでは辛くなってはしまいますが、そんな暮らしも知っているからこそ言える言葉があるような気がします。他者と関わろうとする気持ちにつながるような気もします。
「思いやる」なんてかっこいい言葉ではない「共感」なのだとも思います。それは障害健常関係ない、人としての暮らしの根っこだとも思うのです。
業務用スーパーマーケットはPOPが面白い。テンション高くて突き抜けている。テンション上げないとやってられないのかな。店内BGMはロッキーのテーマ。
「世の中には道理ってものがあるのよね、まったく」と呟きながら店内をふらつくゴスロリ服にボサボサ頭の老女とすれ違う。道理は生活感全開の店内では吹き飛ばされてしまう。
帰り道の車内で響くスライダーズが重く染み込む。まるで煙草の煙みたいだ。
初体験101「電子マネーデビュー」
家電を買おうとしたら電子マネーpaypay(ペイペイ)の20パーセントキャッシュバックキャンペーン(現在は終了)対象店で、大きな買い物の分キャッシュバックの額に魅かれた。見えないところでお金が流れていく事への恐怖もあったが、やってみないとわからない事もあるだろうとペイペイアプリをダウンロード。画面に表示されたバーコードを読み取るだけで決済完了。
うーん、簡単。
だけど簡単すぎて怖い。人間、楽を覚えるとそこから抜け出せなくなる。
1か月後にキャッシュバックで残高が4700円になっていたが、これを使い切ったらもう使わないだろう。海外だったら便利だと思うけど、結局個人の趣味趣向がわかる買い物履歴がどこかに情報として流れているのは確実だろうし。(そう考えるとAmazonの利用もインターネットバンキングも躊躇する。とりあえずamazonはカード決済を止めた。)便利とかポイントとかそれって情報をその分差し出すから得られるもので、結局何がしかの損はある。ポイントを使い切らなくちゃ、って結局消費を煽られてる。踊らされてるのだ。
人として目指すのは善じゃなくて銭なんだ、と加川良は言った。
友達なんかいらないさ、金があればいい、と宮本浩次は言った。
どちらも皮肉であって本心ではないんだけどね。
ゼニ。銭は愚痴と執着で沈みそうな畳の臭いがする。
でも侮れないのだよ、ゼニ。
キャッシュレスを国が勧めるから余計に。
小銭を嗤う者は銭に泣く。
おまけ
引っ越し先のアパートはインターネット無料(まぁこれも趣味趣向とか現在地とか情報がどこかに吸い取られてるからの無料なんだろう。ネットショッピングはwifiを使わないようにしている。でもおかげでスマホの通信制限を5Gから3Gに下げられた)なのでつい動画を観てしまう。今までは通信制限気にして観れなかった。wifi使うならセキュリティソフトは有料版にした方がいいのか?悩み中。
金髪先生、観始めるとキリがない。板谷由夏、この時期からすでに色気あるなぁ。この動画、CMが懐かしくてキュンとする。