ぐずにっき

生きづらさを減らすための脳内作戦会議&実践

自分の中の鬼を払う「報告102日目」

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路地にあった隠れ花屋。路地には惹かれる。

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路面電車での通勤が始まった。車だと気づかない風景がある。例えば電車内で単語帳を見る学生を見て受験シーズンを知ったり。

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死にたいと思っている人を救うのは壮大な愛とか深い友情じゃない。その思考から一瞬だけでも離れられる、気を紛らわす何かがあるだけでいいんです。
小島慶子


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八朔をもらって皮をジャムにしたらアク抜きに失敗し(茹でこぼしの回数を減らした私が悪い)、とてつもない苦みが全面に出た物体が出来た。

休みの日は間食しなくても平気だが、平日のやけ食いが止まらない。全然満たされなくて、目先の欲に溺れて自分との会話ができていない。

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仕事の日は毎日弁当を作っている。毎日何を作るかでスーパーで頭悩ます時間をもっと短くしたい。

もっと成長したい、もっと理想の生活に近づきたい、でも頭と現実が追いつかなくてインプットだけがたまってたまって、昨日ついに仕事を休んだ。
布団から出られなかった。一日断食し、無音の中で過ごした。頭、目、胃を酷使して体から危険信号が出たんだな、ごめんね大事にできなくて。私を大事にできるのは他でもない私なのに。

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ビルに群れなし、蠢くムクドリ達はギャアギャアと何を話しているのだろうか。

寝ている間現れたのは他人に優しくされるのを待っている甘ったれの自分。手作りのお粥とか温かい言葉が欲しい、なんて自分勝手だ。情けない。

西原理恵子が「男に食べさせてもらう寿司より自分の稼いだ金で食べた寿司の方が数倍美味い」と言っていた。幸せを他人に委ねるな、って事だろう。

自分を満たすのは自分。そう決めて一日ぶりに外へ出た。

初体験102 「高級パフェを食べる」

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尊敬する女性がおすすめしていた「フラベド」のパフェ。食べログで調べたら季節のパフェは1500円はする。普段の私なら「高い。1500円で和食定食が食べられる」と絶対スルーする高級パフェだ。でも美味しそう。

試しに店の前に来た。ガラス張りの店内ではオシャレな男女が沢山。敷居が高い。一旦引き返し、周辺をぐるぐる。脳内会議で頭は忙しい。

「何してんの。小遣いから出せなくはないじゃないか。好きな事するために貯金してるんでしょ?食べたいんでしょ?食べようよ。」
「でもそんな高いお金払ってまずかったら悲しいよ。仮に美味しかったとしてももう他の甘い物が食べられなくなるくらいはまったらお金なくなるよ!」なんて心配性の自分。


でもそれは新しい事を始めようとすると不安や恐怖で身を守ろうとする(現状維持なら短期的に見れば傷つかないからね)恒常性という脳の働きだと最近読んだ本知っていたので、ぐっと足に力を入れて地下に降り、重い扉を開く。

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選んだパフェは種まで食べられる金柑のパフェ。金柑の下はホイップクリームスポンジケーキ、黄金柑の皮入りのバニラアイスにチョコアイス、金柑とラムレーズンのジャム。県産のこだわりの食材で作られているようだ。

一口食べて痺れる。唸る。

お い し い!


金柑もアイスもチョコもみんなあってのパフェだ。寄せ集めじゃない。それぞれに絶妙な役割があり、存在するパフェだ。うん、妥当だ。適正だ。しみじみする味わい。

かといって中毒性があるかと言われたらそうでもない。よく、「体に良いものは少量で満足する」と言うがこういう事かもしれない。

「自分はこのくらいの人間。こんな高い物(理想)を望んじゃいけない」と決めて行動を制限するのでは理想にいつまでも近づけない。望む世界に足を踏み入れ、理想に近づくにはどうしたらいいのか考え、行動する、それが大事な気がする。

今日は節分。自分の中の鬼を払う日だったのかもしれない。