遊郭跡を巡る 報告3日目
写真は、地震で崩落した岩。今後ご神体として祀る予定だとの事。表面がでこぼこしているのは溶岩が固まった跡だとわかる。
今日の初体験 ③地元の隠れた名所を巡る。
地元の歴史に詳しいおじさまと知り合いになった。「うちの町には昔遊郭もあったとよ。今度案内するよ」
(注 筆者は熊本県在住である)
私の中では遊郭=吉原炎上(五社英雄監督の映画)である。しゃなりしゃなりと歩く名取裕子が頭に浮かぶ。
(おんなどうしでこそこそみるともりあがるよ!気になるおとこのことはみちゃだめ!)←男の度量を計る踏み絵としてはアリかもしれない。
話が逸れた。
歴史に興味がある数人とおじさまのガイド付きで町内を回った。
車で通り過ぎるだけの場所もおじさまの歴史(こどもの頃の思い出)も合わせて聞くと興味が湧く。会ったことのない人の過去より今目の前にいる人のルーツだと思うと歴史は面白い。場所に、人が、人生が見えると人を惹きつける引力が働く。
学術的な話は正直あまり興味がない。何が正しいかよりそこに心動くか。間違った認識が広まるのは地元の方を傷つけるかもしれない。しかしだからといって堅苦しい話ばかりしていたらそこに人は寄りつかない。そういう見方もあるかもねと笑えるくらいの器を持って多少デフォルメしてでもポップに発信せねば廃れるのみだ。
水曜日のカンパネラやレキシくらいの強かさが必要なんだろう。意味はなくても耳に残るキャッチーさ。「正しさ」より「楽しそう」か。
余談
おじさまは歴史話が熱を帯び、神社と川を巡るツアーで終わり、遊郭の話が全く出てこなかった。遊郭はどこにあったのか最後に聞くと「最初に行った神社の辺りにあったと俺は思うんだよね~」との事。根拠ないんかい!