生の実感「報告99日目」
稲刈りの手伝いをする。黒米は茎が黒いんだね。
子どもって問いをくれる。
コンサートの手伝いに行ったら暇そうな子どもがいたので近くの公園に行く。球体の遊具をぐるぐる回して小2のR君は空を見上げた。
「流れ星は良い事をすると見れるんだよ。僕、お母さんに怒られないようにしたり、お手伝いしたら流れ星3回シュシュシューって見たもん」
「何をお願いしたの?」
「うーんと、死なないようにって。僕はおじいちゃんになっても死なないの」
意地悪な事をつぶやいてみた。
「お父さんやお母さんや周りの人がみんな死んでも生きていたいかなぁ」
R君はよくわかってない表情で
「次の流れ星でみんなも生きるようにお願いしたから大丈夫だよ」と言ってさっきまで全力で回していた遊具をさっさと手放してかけっこを始めた。
子どもは瞬間で生きている。今が全てだ。
大人は時間で生きている。未来の事、過去の事、脳内は、不安と後悔でごちゃごちゃだ。
昔は私もあんな風にシンプルに今を生きていたのか?思い出せない。たぶん生きていなかった。
私が子どもが苦手なのは子ども時代に子どもを満喫できなかったから嫉妬しているんだと思う。私の中に癇癪持ちの子どもがいてよく暴れる。まだまだ過去を肯定できてない。
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2013/07/08
- メディア: コミック
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syrup16gの「リアル」を聞いたらワケわかんないかな。10代後半に聞いてほしい。
命によって俺は壊れた
いつかは終わる そんな恐怖に
でも命によって俺は救われた
いつかは終わる それ自体が希望syrup16g 「リアル」
レクサスに乗るゴルフウェアの20代男女に目を奪われる。良い車と美男美女、そしてゴルフ。絵になる風景。気になるって事は私の中に羨ましいという感情があるのだろう。自分も一度はリッチな世界に浸ってコンビニで散財したらスカッとするのか?(コンビニって例えが貧乏人だ)
コンビニといえば。
コンビニにたむろするハロウィーン仮装集団に「彼らは退屈な日常を忘れるために楽しもうと努力しているのだ。今、ゾンビメイクをしているけど普段は心がゾンビみたいに生きた屍なのだ」と思うようにしていた。今は単純に楽しいからしているのかもと思う。何でも参加すりゃパーティーはそれなりに楽しいんだろう。
初体験99 二人カラオケ
前のめりなCさんの勢いに押され昨日二人でカラオケに行ってきた。Cさんは普段ポソポソと話す口下手な人なのだが、その反動かド熱唱をしてくれた。
そして歌が上手かった。数年ぶりのカラオケとは思えない声量と伸びのある歌声。声はでかいが音程はずれの私は恥ずかしくなった。
Cさんは尾崎豊が好きで、尾崎が死んだ時、仕事中に関わらず号泣して立てなくなり早退したほど心の支えにしていたのだと教えてくれた。そんな人の歌う「シェリー」は良いに決まってる。全身を揺らしながら細い体のどこにそんな力が?というくらい全力で想いを放つ。
おそらく未経験の介護の仕事で溜まったストレスが根底にあるのだろう。
シェリー いつになれば俺は這い上がれるだろう
「響く歌」って歌唱力じゃなくて想いの強さだと思う。
この歌はCさんの人生を支えた歌だって事はよく伝わった。
(私はTVの歌唱力を審査する番組には感動しない)
Cさんは楽しそうだった。最初は二人だけのカラオケって場が持つの?と思ったがまぁ良かったのかもしれない。
「また行きましょう!!」と言われて
「そうですね♡」と即答はできなかったけれど。