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ぐずにっき

生きづらさを減らすための脳内作戦会議&実践

美味しいごはんと鬱 報告4日目

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今日の初体験④山あいの隠れ家レストランへ行く。

テレビ、雑誌などマスコミ取材を一切断っているのに大人気で関東や海外からわざわざ食べに来る人も多いという創作料理の店に行った。「無職のくせに贅沢だな」と思った人もいるだろう。もちろん私は払えない。(偉そうに言える事ではないが。)
知人の一人におごってもらった。

値段はちと高めだが、値段以上に満足できた。
一つ一つ、ため息が出る美しさ。肉、魚がなくても満足できる品数の多さ。


だが、だが。店内にいる時は美しさに心洗われたような気になっていたが、店を出た途端体が重く、空しさが山からの北風と共に身体を締め付けた。苦しい。胸がぎゅっと痛い。
あんなに美味しいものを食べたのにどうして満たされないんだろう。力が湧かないんだろう。
おごってもらったのに満足を上手く表現出来ない自分。

気を取り直して前々から気になっていたカフェにも行ってみたがこちらは甘めのメニューで胃がもたれる。近所を散策して神社や大木を眺めても風が強くて安らげず。言いたい事は言えないままだった。

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言いたい事、それは母の事だった。

母は鬱気質で、このところ一日のほとんどを布団で過ごす。
起きられないのだ。
食事も1食。あれこれ家族が布団から出る習慣をつけようと声かけするもなしのつぶて。

鬱は今回で2回目だ。
1回目は13年前。その時は今よりひどく、母は毎日泣いて家族を責めた。結局何度か説得の末精神科に家族で行き、投薬で徐々に落ち着いたが1回目の時より老化は進んでいて体力の低下が気になる。認知症にもつながりそうだ。
内向的で相談が苦手。友達もいない。典型的な鬱になるパターンの人。それは見事に私にも遺伝されており、否定したい気持ちもあり焦りがある。

しかし行くのは本人。本人の気持ちが前を向くまで見守り、外に出たくなったら一緒に手をつないで寄り添い共に茨道を歩くしかない。
その先の光を信じて。
その過程が安心感につながり、踏み出す力になる。

まだ病院には行く気にはなれないようだ。家に帰るとたまった洗濯物と食器が冷たく待っていた。そんな時もあるよ、とフッと短く息を吐き、皿を洗った。

心は海風にさらされた車のように錆びている。美味しいごはんで塗装してもすぐに剥げる。対処療法なんだ。根本からなんとかしなきゃ。