ぐずにっき

生きづらさを減らすための脳内作戦会議&実践

ちゃんと人間か「報告62日目」

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綿毛が指についた。毛穴から放たれる汗の蒸気で萎れていった。

先日、久々に今までやってきた初体験の一覧をまとめてみたら、似たり寄ったりで全然挑戦してないじゃん!と感じてしまった。たぶん手っ取り早くやりたい事から始めるからかもしれない。興味の範囲から出ない。想定内の分、発見も想定内に収まってしまう。いばやの坂爪さん程ではなくても今までの自分を殺して、また生まれ変わるくらいの怖い事への挑戦をしないと視界は広がらないんだろう。1日1fear(恐れ)!


ibaya.hatenablog.com



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自然農を提唱された一人川口由一さんが「幸せを本気で求めれば幸せになれる。今幸せじゃない人は本気で求めていないんじゃないか」と言っていてドキッとした。

川口さんは、20年近く農薬、肥料、石油を使った慣行農法をして体調を崩し、自分や家族、生命の幸せの為に自然に沿う農民でいる事を決めた。それまでとは真逆のやり方
「耕さない 
 農薬、肥料を使わない
 草や虫もなるだけ排除しない」
を始めた。
数年はなにも収穫できず、家族は世間体、収入の面で苦しかったと聞く。それでも幸せを追及し続けたら思想が、実践が全国で支持されるようになった。その川口さんの言葉には説得力がある。

お前は不幸に逃げてないか。傷つく事を恐れて不幸だと、気持ちに蓋をしてやり過ごしてないか?

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竹原ピストルの「例えばヒロ、お前がそうだったように」の一節「ちゃんと人間か?」が脳内リピート。お前は餌食って飼い慣らされた家畜のようではないかと。

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なんだかそう思うと今まで私が書いてきた文章は言い訳がましく、しみったれていて、恥ずかしい。けれど、言わなければ言葉は出てこなくなるから、言いまくってそのうち自分の核が見えてくるだろうと思うしかない。

大事なのは腐らないことだ。
アンテナを立て続けることだ。
向上心は持ち続けていたい。


初体験62 日本舞踊を観る

熊本にある古い芝居小屋八千代座で日本舞踊を見る。良さはよく分からず。今回見に行った流派昴月流は比較的新しく出来たらしく、現代風アレンジの踊りもあった。ディズニー音楽「美女と野獣」や「パイレーツオブカリビアン」に合わせて、若い女性が踊ったり、青年が歌舞伎のように大きく立ち回ったり。これが、エクザイルとかj-popを使うと途端に大衆演劇感が出てしまう気がする。日本舞踊は非日常な芸術品で鑑賞するもので、大衆演劇は、お芝居の途中で合いの手入れたり、おひねり投げたり、参加して楽しむものという印象がある。

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この八千代座は、大御所坂東玉三郎から地元の合唱団まで幅広い人に利用されている。そこが良い。写真は山鹿市で毎年8月16日に開催される山鹿灯籠踊りのショー。お姉さんがかぶっている燈籠はすべて紙でできていて、山鹿市には燈籠を作る専門の職人がいる。眩暈がするほど繊細な作業が必要だ。一人前になるには10年かかるという。

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今日のBGM
映画「デットマン」サントラ


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昔、よく眠れそうな曲を日替わりのゲストが選ぶラジオ番組があり、よく聴いていた。私が選ぶならデットマンのサントラ。夜の海を見ているようで、心がしんとする。これはアルバムなので、曲で言うならば早川義夫さんの「埋葬」かな。一時期「かっこいいことはなんてかっこわるいんだろう」ばかり聴いていた。深海にゆっくり沈むような心地よさがあるのだ。4年前、早川さんと亡くなる直前の佐久間正英さんのステージを観れたのは良い思い出。


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