恥ずかしい人生「報告86日目と長い雑記」
なかなか出せずにいる宿題のような後ろめたさと向き合わなきゃな。
○月×日
初体験86 ドルを円に換える。
ドルを円に換える。一人で行ったグアム旅行の残金。行った当時より円高で予想より高かった。日記をコンビニのコピー機に忘れる。裸以上に裸の内容だから恥ずかしい。
○月×日
古本屋はなくならないと思う。紙の需要はある。フライヤーがなくなったら寂しい。ビラのコラージュ好き。
○月×日
老人しかいない昼間の商店街に響く圭介さんのかん高い声が際立つ。
○月×日
「いつも全開で生きてるよね、疲れない?」と言われる。私は基本情緒不安定だから、いつ死ぬかわからないと思っている。ぬるく生きてる人を見ると腹が立つ。あんた、明日死んでも後悔しない?って聞いてみたい。
○月×日
帰宅途中の車内でつまむジャンクフードは砂漠のような体に延々ホームセンターの肥料をあげているような虚しさが残る。力にならない。どこに消えていくんだろう。
かといって飲み会には行きたくないんだけど。実体のない一体感よりじんわりと孤独を噛みしめている方がいい。
○月×日
「人はみな生まれる時も死ぬ時も一人だ。一人(alone)の語源はみんな一人(all one)なんだ」
○月×日
体の脂肪より心に脂肪がつく方が辛い。
○月×日
ワールドカップが苦手だ。無邪気に日の丸を掲げる事に危うさを感じる。オリンピックもそうだ。息苦しい。
○月×日
私の主催するおおづ0円ショップが地元の新聞で紹介される事になった。顔見知りの役場の職員から忠告があった。「公園は役場の財産だから役場の許可をとって欲しい」との事。揉めたくはなかったのでどうしたら許可が出るのかを教えてもらい、必要書類を準備。何とか一年間の使用許可書をgetする。役場に味方がいると強いな。町づくりに関わるボランティアをしていたおかげだ。
○月×日
勤務日数を一日増やす事にした。
埼玉から熊本に戻り、人にも環境にも優しい生き方、働き方が出来ないかと模索した。東日本大震災で学んだ事を生活に反映させたかった。福祉の仕事には戻るつもりはなかった。それなら埼玉でもできるし、熊本だから出来る事をしないと帰った意味がないと思っていた。
志とは裏腹に結果は出なかった。仕事は見つからず、見つかっても結果が出せずクビになってひきこもった。組織という楯がなくなり、世間の風に晒されてあっけなく吹っ飛んだ。
県外に活路を見いだそうとするもそれも挫折し、どん詰まり。金が減る恐怖に耐えられずまた福祉の道に戻る。資格をとる。「保険人生か。不安不安と逃げ道ばかり作るのか」ともう一人の自分が怒る。
それでも勤務日数は週四日にしてせめて副業でも「環境にも人にも優しい仕事」ができないもんかと動いてみたが、具体的な仕事には結びつかず今に至り、現状に苛立ってきた。
特に実家にいることが辛くなっていて、今の自分にとって家を出ることがまず精神安定上必要に感じている。生活を自分で組み立てることで自分で自分を許せる気がする。今は許せない。どんどん無力になっている気がする。で、家を出る金欲しさに勤務日数を増やした。
TVドラマ「宮本から君へ」を観て、「スッキリ!」で朝9時半から全力で目ん玉ひんむいて熱唱する宮本さんを見て、私はいたたまれなくなった。
自分の美学を守る事に忙しく、素直に「好き」でいいのに「それは逃げだ」とか自分で自分をがんじがらめにして理屈をこねくりまわしている宮本。過剰なまでに全力な宮本さん。「お前それでいいのかよ?」と胸ぐらつかまれたような気分。
心乱す存在。でもほっとけない存在。
そのつかまれた手を振り払えるほど私は割り切れてない。
「本気で生きてる人は、後悔しないように生きてる人は、そんな顔しませんよ」
宮本は見逃さない。誰かのせい、世間のせい、組織のせいにする卑怯な自分を見逃さない。そのたびにムッとして、図星だから心揺れて日々疲れるったらありゃしない。
「そう言われたって今のままじゃどうしようもないんだよ!」
半泣きで私は街を彷徨って、当たり散らすように記憶がなくなるまで消費する。
いつまでこんな面倒な生き方をするんだ。
でもね、でもね、その葛藤を捨てたら人として駄目になる、私は私をもっと嫌いになるような気もしてる。私を苦しめたあの人たちと同じ顔になっているような顔がして、恐怖で鏡を割りたくなる。
まぁ負けたんです。気持ちとしては。自分の理想に追いつかなかったんです。
それを認めるまでに、ここに書くまでにすっごく時間がかかった。
でも、今のままでは嫌で。
甘っちょろい。ださい。ださい。
恥ずかしい。
そう思って前回の更新から約一か月も経ってしまった。
基本ださいのによりださい姿をネットの海に晒すのか。
むしろ目の毒だろ、そんな愚痴聞きたかないよ。
オチもないんだろ、そうあざ笑う自分がいた。
けど自分の中でとどまってるだけじゃもっと駄目な気がして
バンジージャンプの足元くらいにキーボードを打つ指が躊躇して
公開ボタンを押した瞬間私はダイブ。
大げさかもしれないけどホント、そんな気分なんです。
時間があってもなくてもやりたければやる。
だから今だって気持ちさえ強くあればやれるはず、と言い聞かせている。
相変わらず頭でっかちだ。
早く寝なきゃ。明日は5時半起き。
今日のBGM
敵は自分の弱さ。