ユーモアが必要だ「報告113日目」
死人でもあるまいに。生きてるんだろ？
覚悟を決めて生きろって事だ。
川が好きだ。河原のある大きな川。街中の川、郊外の国道沿いの川。皆好きだ。古いロックを聴きながらドライブして、河原に寝転んだらフィッシュマンズをかけたら言葉はいらない。
もし映画を作るならオープニングにこの曲を入れる。雑踏のシーン。話し声の背景にこの曲が流れ、何かが始まっていく。
例えるなら江戸川ハートブレーカーズ。河原には青春が詰まっている。
パンパンに膨らんだ風船の様な心からゆっくり空気が抜けていく。江戸川、元荒川、筑後川、白川。海は厳しさがあるけど、川は優しさがある、気がする。
昔この河原でテント芝居が行われ、それはそれは良かったのです。
人の気配がうっすら残る夜のオフィス街が好きだ。
生活感がなくて、無機質だから感情を持っていかれずに済む。
「あなたらしく稼げる様になる!自分ビジネスセミナー&オンラインサロン参加費17万円が今だけ12万!」の広告にクリックしそうになるくらい明日仕事に行きたくない夜
恋愛の機会がなさすぎてちょっと優しくされただけで浮かれて、相手がいるのを知ってるくせに連絡を待っている虚しい夜
自分以外の女性がみんなかわいくていい匂いだと思ってしまう夜
そんな夜の隙間に落ちると危ない。そんな時ユーモアと温かい食事と仲間が必要だ。
【路上に落ちた生活の欠片１】
半額のランチパックはいつから腐るのか？
映画を観るが、最近心洗われる作品に巡り会えない。ペイフォワードは良かったけど。皆さんのおすすめ映画教えてください。関係ない話ですが以前良かったと思えた作品が再び観ていまいちだった時ちょっと悲しくなります。あの時の感動はいずこへ？
私の価値観が変わってしまったんだろう。
0円ショップが雨で延期になりぽっかり予定が空く。こういう時ダラダラと過ごしてしまいがち。暇を消費で埋めようとしてしまうがそれは内面の問題から逃げてる気がしてぐっとこらえる。
【路上に落ちた生活の欠片２】
近所のスーパー駐車場にて。路上に置いてある丼は、いつ回収されるんだ?丼が置かれた経緯が気になる。ずっと定点観測してたらそれってドキュメンタリーとして面白そうな気がする。
初体験113 ピーラーで指を切る
ピーラーでじゃがいもの皮を剥こうとして、手元が狂い左手の指の先端と爪をえぐる。料理で怪我をしたのは初めて。血が止まらずパニックになる。幸い周りに看護師さんがいたから、止血ができて、皮膚科にも行けた。なんで、でこぼこした手元の狂いやすいじゃがいもをピーラーで皮むきなんてするんだと今になって恥ずかしい。まぁ利き手じゃなくてよかったけど。いい方に考えよう、とするも何かの拍子に指はぶつけやすく、痛い。
中国語が飛び交い活気のある街中のドラッグストアで包帯、防水フィルム、ゴム手袋を買う。仕事で入浴介助があるため患部が濡れないよう、保護テープ＋防水テープ＋ゴム手袋でガードする作戦。
信号待ちの交差点で信仰心の重要性について訴える人々あり。
「人生の最大の目的は成仏です。目的もなしに生きるのは、例えるなら行き先のわからないバスに乗るようなもので危ないものです。人生の目的はここにあります！」と冊子を配っている。
目的・・・
目的・・・
「歩行者信号は赤になります。横断者は速やかにお渡りください」
いつも気づけば点滅信号で慌てて渡る。人生みたい。
成仏・・仏になると書いて成仏・・・。
言葉はささくれのようにはがれそうではがれずじわじわと痛みだけが増す。
雑踏から離れた路地で急に膝から崩れそうになり、ふらふらとポールにもたれかかる。たかが指を切ったくらいでこんなに動揺するなんてどんだけメンタル弱いんだよ。私がいいなと思うことについて語った時、憧れのあの人は退屈そうだったな、とか過去の嫌なところだけ凝縮して苦味が込み上げてくる。泣きそうだ。もっと楽しいこと、気分が上がることに意識を向けよう、と目の前の自販機でカフェオレを購入。
酒のように一気に飲み干す。
右手を主に使い、皿を洗う。初体験づくしになるなあ。日々学習だ。
今日のBGM 怒髪天「傷跡のバラッド」
